麻疹・風疹・混合(MR)ワクチン接種
麻疹・風疹・混合(MR)ワクチンの接種で予防
麻疹・風疹対策としては、予防接種が最も有効な手段です。
成人の方で、風疹の罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご相談ください。
2回の接種が効果的です。
また、麻疹・風疹・混合(MR)ワクチンで双方の予防を行うことができます。
麻疹・風疹・混合(MR)ワクチンの接種が奨められる人
麻疹・風疹・混合(MR)ワクチンは、接種される方の職業や、海外での感染の可能性を考えお勧めしたい場合がございます。
- 教育関係者
- 保健福祉関係者
- 海外渡航を計画している方
千代田区の助成制度
受診日現在で千代田区に住民登録のある方(区民)で19歳以上49歳以下の妊娠を予定または希望している女性を対象に風しん抗体検査および予防接種が無料となる助成制度がございます。
ご希望の方はお早目にご相談ください。
麻疹とは
麻疹とは、麻疹ウイルスによって引き起こされる急性全身感染症で、はしかとも呼ばれます。
感染すると約10日の潜伏期間の後、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
発症2~3日後には高熱と全身の発疹が現れます。
合併症として肺炎・中耳炎になる場合があり、稀に脳炎が発症することもあると言われています。
妊娠中の女性が麻疹に感染すると、流産や早産となる可能性があります。
妊娠中はワクチン接種ができないため、妊娠前での接種を推奨いたします。
麻疹ウイルスの感染力はたいへん強く、空気感染もあるため、手洗いやマスクのみでの予防では不十分で、予防接種が最も有効な対策となります。
2回接種で免疫を強める効果が期待できます。
年齢・性別による麻疹の免疫獲得の有無
生まれた年により、子どもの頃にワクチン接種の機会が1回しかなかった方がおられます。
以下の方で2回接種をされていない方はぜひ接種をご検討ください。
- 平成2年4月2日以前に生まれた方
風疹とは
風疹は、風疹ウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。
風疹ウイルスの感染はくしゃみなどの飛沫により感染し、ヒトからヒトへ感染が伝播します。
特に成人が発症した場合、高熱や発しんが長く続いたり、関節痛がみられるなど、小児より重症化することがあります。
また、妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症する可能性があります。
年齢・性別による風疹の免疫獲得の有無
生まれた年や性別により、子どもの頃にワクチン接種の機会が少なかった、または全くなかった方がおられます。
以下の方で未接種の方はぜひ接種をご検討ください。
- 昭和54年(1979年)4月2日~昭和62年(1987年)10月1日までに生まれた方
- 昭和54年(1979年)4月1日以前に生まれた男性
料金表
麻疹ワクチン | 5,500円 |
---|---|
風疹ワクチン | 5,500円 |
混合(MR)ワクチン | 9,900円 |