高血圧

高血圧

高血圧

高血圧とは

血圧が高い状態が続くと、血管の壁が圧力によるダメージを受けます。
すると血管の壁が厚くなったり、硬くなったりする動脈硬化の原因になり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などを引き起こしやすくなります。
高血圧の原因は特定されていませんが、8割以上の高血圧は遺伝的要因と食生活(塩分の多い食事)や嗜好品の摂取過多(喫煙・飲酒)、運動不足や精神的ストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
一方で、2割弱の高血圧は二次性高血圧と言って、何か別の病気が原因となって、その結果として血圧が高くなってしまっていると言われています。こうした患者さんでは、しっかりと高血圧の原因を調べた上で、元の病気に治療を行うことが大切になります。

高血圧の治療にあたってまず行うべきは、高血圧の重症度と他のリスク因子を評価することと、
二次性高血圧が疑われる場合には、この原因診断を確実に行うことです。
特に比較的若い患者さんの多い都心部では、特に重要なポイントです。

また、日々の血圧管理には自己血圧測定がとても重要です。当院では正しい血圧の測り方をお話しするだけではなく、
スマートフォンのアプリを用いた血圧記録(PHR: personal health record)や、治療用アプリも治療と血圧管理に取り入れ、
きめ細やかな治療を行っています。

原因が特定しきれない、本態性高血圧の方は、適正な体重にし、適度な運動を心がけ、減塩に努めるなどの生活改善が重要です。
また、一度薬が決まり、医師から薬を処方されたら、指示通りに、きちんと飲むことも大切です。
一度薬を飲み始めたら、一生やめられないと思っている方が少なくないようですが、だんだんと良くなってくれば、減らしたり、やめたりすることも可能です。
一度降圧薬を服用し始めたらずっと飲み続けなくてはいけないと考えるのではなく、日頃の生活に気を配ることが大切です。

高血圧の治療法

食事・運動療法、内服治療です。

検査の結果、より詳しい検査や手術の可能性がある場合は適切な医療機関をご紹介します。